2023年1月7日、恒例の新年演武会を新宿コズミックスポーツセンターで開催しました。新しい年の始まりに相応しいおめでたい雰囲気の中、演武に先立って、内伝1名、目録3名の伝位授与がありました。上級者が増えることとなり、当会の技量がますます向上すると思います。また、その後の演武は、昇伝した4名はもとより、参加者全員が年初とは思えないほど気迫のこもった演武となりました。この3年はコロナ禍にあって演武会が例年より少ない状況が続いていましたが、2023年は例年通り各所で新陰流をご披露できることを期待しています。
活動報告
靖国神社奉納第13回新陰流兵法演武大会
11月3日は文化の日、当会恒例の公式行事「靖国神社演武会」を行いました。今年は最高気温が24℃と少し汗ばむ好天の中、演武会は勇ましい3人の鎧武者による甲冑演武から始まり、初級者から上級者まで参加者全員が日ごろ鍛錬している技を披露しました。
演武直前の本舞台へ続く橋掛かり(廊下)に座り順番を待つ間は、気合や緊張が最高潮となりますが、力を出し切った演武の後は風が心地よく最高の気分でした。演武会への参加は、技が上手にできても、できなくても、必ず上達への糧となりますが、今年の演武会は皆が日頃から熱心に稽古に打ち込めた成果があり、充実した演武会となったと思います。もちろん演武会後の直会では美味しい中華料理をたくさん頂けて大満足な一日となりました。
前橋合同合宿、流祖上泉伊勢守墓前祭
秋の爽やかな青空のもと西林寺での演武を開催することが出来ました。感染症の影響から近年は中止になる事が続いており、改めて、流祖の墓前で演武させて頂ける幸せを感じました。今まで当たり前と思っていた事が、有り難いことであると気が付きました。西林寺の空はどこまでも晴れ渡り、明るい光に満ちていました。
上泉会合宿
6月下旬の週末二日間は、千葉房総の岩井海岸で合宿をおこないました。コロナで自粛していたので三年ぶりの合宿となったのですが、駅を降りたときも、宿についてからも、以前と変わらない風景でとても懐かしい気分でした。汗ばむ陽気のなか、久しぶりにエアコン無しの体育館で稽古をしましたが、心地よい海風が通りとても良い汗をかくことができました。夕食はもちろん合宿ならではの豪華な食事を沢山頂きました。夜は別棟ホールで勉強会(ほとんど飲み会)をおこない、皆伝者講師による新陰流の歴史講座を学びました。今回は数名の初参加の会員もいて、皆が終始楽しく合宿を満喫していました。
新陰流正伝上泉会新年演武会(令和4年)
1月9日、毎年稽古初めは恒例の新年演武会です。まず演武前に伝位伝授と称号授与があり、今回も多くの方々が昇伝や称号を授与されました。その後は、伝授者記念演武から始まり、続いて会員演武です。いつもはお正月の休暇をゆっくり過ごしている身体では今一つの結果になることもありますが、今年は昨年からの熱心な稽古が功を奏したのか、参加者全員がとても気合の入った演武を披露いたしました。もちろんコロナ対策は演武会開催中のマスク着用など万全です。しかし恒例の新年演武会後の新年会は中止となりそれがとても残念でした。
靖国神社奉納第12回新陰流兵法演武大会
令和3年11月28日(日)新陰流正伝上泉会は、靖国神社能舞台にて第12回新陰流兵法靖国神社演武会を奉納しました。演武会当日は晴天で、清々しい空気のなか鎧武者演武をはじめに粛々と執り行われました。多少の緊張感を抱きつつ流祖である上泉伊勢守秀綱を尊び、新陰流の技や型を正しく伝承するため、老いも若きも日頃鍛錬してきた結果を堂々と披露していました。
前橋合同合宿、流祖上泉伊勢守墓前祭
11月6日~7日、昨年コロナにより自粛していた恒例の前橋合宿が2年振りに開催いたしました。合宿初日はしっかりと基本稽古を行った後、「三学」「八勢」「九箇」「中段」「外雷刀」「後雷刀」から「二十七箇条」まで各自のレベルに合わせたプログラムでみっちり稽古しました。夕食はホテルのレストランでしたが、今年はお酒が飲めずとても残念でした。二日目は朝稽古の後、前橋市の上泉町にある西林寺に移動し、流祖上泉伊勢守のお墓参りと流祖墓前での演武を行いました。今年合宿初参加の会員をはじめ、合宿参加者全員が日頃の鍛錬の成果を披露いたしました。
本部道場創立35周年記念演武会
緊急事態宣言中ですが、感染症予防対策を万全にして、本部道場創立35周年記念演武会(夏季演武会)が行われました。参加者全員が、コロナウイルスを吹き飛ばすかのように、真剣に全力で演武を行っていました。新入会員には初めての演武会で、仲間内の厳しい視線にとても緊張した事と思います。しかし、そんな中でも強く堂々した打込みで元気に演武が出来ていました。今後が楽しみです。
新陰流正伝上泉会新年演武会(令和3年)
今年はコロナ感染に最大の注意を払い、墨田区総合体育館にて新年演武会を行いました。演武冒頭では伝位授与が行われ、皆伝(新陰流)に昇伝された方が1名、本目録(新陰流)に昇伝された方が1名おりました。皆伝授与が行われるのは5年ぶりであり、非常に喜ばしいことです。コロナ禍で稽古の回数も減っており、演武会に参加できなかった方もおられる中、無事に演武会を行うことができました。今年1年、会員の皆様が健康に過ごし、来年は正月らしく懇親会で反省や抱負を語り合えることを願います。
新陰流正伝上泉会創立10周年記念演武大会
快晴の中、靖国神社に参拝する七五三の家族を何組か見かけました。そのような微笑ましい光景を見ながら靖国神社能楽堂にて当会創立10周年記念演武大会が始まりました。コロナ禍で稽古もままならない状況での演武でしたが、皆今まで修錬してきた技を十分に出し合い気合いの籠った演武ができました。ところどころ、技間違いがあったり、足を滑らせたりのドタバタもありましたが、10周年という節目の年に相応しい内容の充実した演武会になりました。
新陰流正伝上泉会新年演武会(令和2年)
秋葉原の東京道場にて、各道場の会員が集い、令和初の「新年演武会」を行いました。演武冒頭には、昇伝者の伝位授与式が行われました。今期は内伝2名(新陰流)、皆伝(制剛流抜刀術)1名、初伝(制剛流抜刀及び新陰流杖術)1名が昇伝しました。演武は、初級会員による「三学円太刀」から始まり、皆伝者の本伝演武まで計20組の演武を披露しました。正月明け気分を引き締めるにはちょうど良い緊張感の演武会となりました。演武会の後には、恒例の懇親会にて反省や抱負などを話し合いながら盛り上がり、正月気分に戻ってしまいました。
前橋合同合宿、流祖上泉伊勢守墓前祭
令和元年11月2日(土)~3日(日)の2日間は恒例の前橋合宿です。初日は雷刀(らいとう)の素振りや、一打三足(いちださんそく)、相かけ打ち等の基本稽古から始まり、その後会員ごとのレベルに合わせ、各自課題の技を絞り込んだプログラムで稽古を行いました。夕食後は座学会を行い、日頃から疑問に思っていることや武道話など楽しく語り合いました。二日目は朝稽古の後、西林寺の流祖上泉伊勢守のお墓参りに行き、墓前にて演武を行いました。参加者の全員が演武し日頃の鍛錬の成果を披露いたしました。
靖国神社奉納第10回新陰流兵法演武大会
上泉会毎年恒例の靖国神社奉納演武での写真です。1年ぶりに靖国神社に来ると懐かしく心が落ち着きます。それだけ長く続けてきたのかと感慨深いものもありますが、そこは演武でもあり気持ちを引き締めて準備を始めます。甲冑は一人では着られませんが、皆で手際よく着用を手助けしてくれます。現代人で甲冑着用が巧みな人達というのも珍しくて貴重ですね。
米沢 上杉神社「なせばなる秋まつり」に参加
上杉神社(山形県米沢市)の祭礼において新陰流演武を行いました。流祖上泉伊勢守信綱の嫡孫主水泰綱は、上杉景勝の家臣直江兼続に仕官したことに始まり、北の「関ヶ原」と呼ばれる戦いにおいて壮絶な死を遂げた上杉家との深い関わりを紹介しつつ、ナレーションに従い、昨年は行わなかった甲冑演武を冒頭で披露し、順次、新陰流、制剛流抜刀術、皆伝者演武を行いました。甲冑演武については、観客の方々には珍しさもあり、好評を得たのではと思います。
東京道場創立33周年記念演武会
令和元年8月31日、東京道場創立記念演武を行いました。創立以来、昭和・平成・令和の元号を通して継続し今年で33周年となりました。残暑が厳しい午後から開催しましたが、体育館の空調が効いていてコンディションは上々です。東京道場と各道場・支部より集まった22名に加え、見学者1名(のち入会)が参加。昇伝記念演武の天狗抄2組、天狗抄奥2組、内伝1組から始まり、締めは島会長より直々演武された三学円太刀本伝と計24組の厳かな演武会となりました。
靖国神社みたま祭り奉納演武
靖国神社のみたま祭りで演武を行いました。参拝に訪れた多くの方々を前に、日ごろの鍛錬の成果を披露する事に緊張とやりがいを感じます。この独特な雰囲気の中、日常の生活にはない経験はかけがえのないものとして剣術の修錬の糧となる事でしょう。
東京道場合宿
合宿一日目は大雨、二日目は晴天と荒れた天気でしたが、稽古内容はそれに反して充実したものでした。準備運動から丁寧に効果の説明があり、型稽古に入っても普段なかなかできない奪刀法や各々の型の細かい指導で、蒸し暑さも忘れ熱気あふれる稽古ができました。野鳥のつばめも熱気につられ見学していました。稽古が終わると、楽しい夕食タイム、その後の会長を囲んでの座学で夜が更けるまで新陰流を堪能しました。帰りは皆さんお疲れのようで高速バスの中ではぐっすり、気が付けば東京駅でした。
品川神社例大祭
令和元年6月8日(土)、東京の品川神社例大祭にて当会としては初めての奉納演武を行いました。品川神社は徳川将軍家ゆかりの神社であり、新陰流も将軍家の剣術師範であることから深い縁があります。今回は地元品川に在住の会員が品川神社に毎日熱心に通ったこともあり神主の協力を得ることができました。当日は制剛流抜刀術4組を含めて合計33組の奉納演武を行いました。また神楽殿の制限された広さでの演武や、地元ケーブルテレビの取材などもあり色々と良い経験となりました。
滝の城まつり
第8回「所沢 滝の城祭り」に参加しました。恒例の武者行列では、我らが新陰隊は7回目の古参の部隊。北条側の警護を任された3名の鎧武者(実は初参加の会員)と足軽4人衆(ベテラン会員)が、滝の城まで3キロ、初夏の太陽が照り付くアスファルトの道程を汗だくで行軍しました。城に到着後、直ぐに着替えて演武を開始、外伝試合勢法の相雷刀八勢をはじめ、燕飛・七太刀等、全十四組の技を披露しました。中でも最後に演じた上席師範の「天狗妙本伝」は必見でした。
小田原北條五代祭り
甲冑着用、居合刀での強打の演武を行いました。甲冑と刀が重く、深い砂利で足が取られます。こうも動き難いものかと驚きました。稽古着と竹刀を使用した床での稽古とは感覚が大きく異なります。何より、甲冑を身に付けて初めて指と目を狙う有利も理解出来ました。普段からの稽古での指導が如何に理にかなったものかも実感出来て、刀を強く大きく振ることの大切さを学ぶ良い経験となりました。
第1回氷川神社新陰流兵法奉納演武大会
埼玉県の大宮にある武蔵一宮氷川神社での初めての演武会を催しました。大宮道場主幹での催しも初の試みになります。当日は朝からしとしと雨が降り手足が凍えるような天候にもかかわらず、甲冑演武での刀の合わさる音、続いて会員演武での竹刀や木刀の冴えわたる音が響きわたり、寒さを吹き飛ばすような熱気溢れた演武会になりました。
新陰流正伝上泉会新年演武会(平成31年)
今年も年明け早々の行事として、秋葉原の東京道場にて「新陰流正伝上泉会新年演武会」を開催いたしました。当日は東京道場をはじめ各道場・支部からの参加者で30名以上の会員が集合しました。演武開始前には昇伝者の伝授や称号授与が行われ、続いて演武が始まると、初級会員の「三学円之太刀(取り上げ使い)」からはじまり、「中段十四勢(並び演武)」他、皆伝者の「奥義之太刀本伝」まで、外気温5度と冷える中、全25組の切れのある演武を披露しました。
靖国神社奉納第9回新陰流兵法演武大会
毎年5月に実施していました靖国神社奉納演武を今年は11月に開催いたしました。初冬ということもあり演武が始まるまでは全員が寒さに耐えておりましたが、いざ演武がはじまれば寒さも吹き飛び、一挙手一投足に全身全霊をかけ、日頃の鍛錬の成果を披露させていただきました。その甲斐あって、寒さの中でも多数の観覧者が演武を真剣な眼差しでご覧になっていました。
前橋合同合宿、流祖上泉伊勢守墓前祭
11月3~4日、前橋合同合宿および流祖上泉伊勢守墓前祭を行いました。流祖上泉伊勢守信綱の偉大な足跡を顕彰すること及び新陰流の道統を護持し、これを後世に正しく継承することが上泉会の目的です。畏怖し敬愛する伊勢守の墓前演武は私達の最も重要な行事の1つ。皆が並々ならぬ意気込みで望みました。
米沢 上杉神社の「なせばなる秋祭り」参加
9/22(土)、山形県米沢の上杉神社で開催された「なせばなる秋祭り」にて新陰流の奉納演武を行いました。今回は山形大学に通う会員の紹介で初の米沢遠征となりました。上杉家と新陰流は、流祖上泉伊勢守信綱の孫である上泉主水泰綱が上杉景勝に仕え長谷堂城の戦いに参加していることから深い関係があります。神社内の能楽堂で行った演武は、新陰流で最も本数が多い「外雷刀三十一勢」の演武、流派・技の解説アナウンスや、能曲をBGMで流すなど、制剛流抜刀術を含めて約1時間半、ボリュームがある演武内容になりました。
東京道場創立32周年記念演武会
9月1日(土)、東京道場にて東京道場創立記念演武会が行われました。いつもの演武と異なる点は見る者も同門という事です。小さなミスはおろか、息の乱れ、心の機微まで見透されているようで、その緊張は大変なものです。それ故に全身全霊を傾けた演武はこの上ない稽古となります。
靖国神社みたま祭り奉納演武
毎年お盆に靖国神社で開催される「みたま祭り」で新陰流の奉納演武を行いました。今年は気温が34度を超えた為、3万を超える献灯(みあかし)のある参道を通り控室に到着する頃にはすでに汗だくでした。手水で清め本殿での参拝を終えてから、いよいよ能楽堂での演武が始まります。順番待ちの橋掛り(舞台に続く通路)では容赦なく真夏の日差しに照らされクラクラしましたが、演武中は皆が暑さを感じさせない動きでした。また今回初参加の新会員も三学円之太刀と相雷刀八勢の2本を堂々と演武しました。
東京道場合宿
6月9日(土) 10日(日)千葉県南房総の岩井にて東京道場の夏合宿が行われ、徹底して新陰流に向き合う2日間となりました。日中はガッチリ稽古して、夜間は座学で新陰流の歴史や理論、術理を学びます。もちろん宴会も盛り上がります。海辺の宿泊とあって刺身等の海産物もとても美味しいです。現在、合宿は年に2回、夏と秋に行われています。その楽しさは格別で皆、合宿をとても楽しみにしています。
滝の城まつり
滝の城まつりは今年で6回目の参加となります。恒例の150名以上が参列する武者行列では、我「新陰隊」は先陣を任され東所沢駅から滝の城跡までの約3キロを行進しました。甲冑武者や今年初挑戦の弓隊の衣装を身にまとい、気分はもう戦国時代です。余韻もつかの間、午後からの新陰流演武は例年より観客席が近くなり気合が入りました。
小田原北條五代祭り
当会では、初めての参加となるイベントでした。小田原中が北条一色になっている感があり、武道を志す者として身の引き締まる思いがしました。本丸広場での演武では皆真剣で、渾身の一刀を切り結んでいました。袋竹刀といえども相当な衝撃が骨に走り、普通は苦痛で顔が歪みますが、皆、新陰流を名乗る事の重さと、会の名誉を賭けて壇上に立っていました。痛みなど取るに足らず気迫のこもった演武が行われました。
小田原城風魔まつり
当会では、初めて小田原城の二の丸広場で開催された小田原城風魔まつりに参加しました。真夏の照りつく日差しの中、特設ステージの上で汗だくになり演武しました。流祖上泉伊勢守と縁の深いゆかりの地である小田原城とあって、参加者全員の気合が入りました。
滝の城まつり
毎年5月は所沢で開催される「滝の城まつり」に参加します。滝の城は新陰流とゆかりのある北條氏の支城でもあります。午前中は鎧武者や足軽の恰好で甲冑武者行列に参列します。午後からは新陰流の演武を行います。演武会場は城跡の林に囲まれており、いつもと違う臨場感があります。
靖国神社奉納第8回新陰流兵法演武大会
毎年5月は恒例の靖国神社奉納演武を行います。東京道場のほか、大宮道場・多摩道場の各道場の会員が集まる最大のイベントとなります。新陰流の演武以外にも甲冑演武や制剛流抜刀術の演武も行います。新緑の風がそよぐさわやかな靖国神社で皆が真剣に演武します。今までの稽古成果を示す年に一度の晴れ舞台です。